2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

三木清「語られざる哲学」(1919)  (4) 絶対にへりくだる心と、そこから出たよき行為とのみが、雄弁に弁解することができる。

♦自分の非を決して認めない政治家を見ると特に分かるように、権力を第一義とする政治的な人間(政治家とは限らない)は、口で何と言おうと、謙虚な気持ちになるということができない。つまり反省するということができない。というのも、傲慢に振舞うことは自…