2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

優劣の呪縛からの解放――身体の論理[4]

♦ 先日浦和で行なわれたマギー・マラン作『May B』の公演に関する或る投稿を大変興味深く読んだ。この『May B』は「障がいがあるだけで社会から排除されがちな者達が、笑い、悲しみ、怒り、孤独に陥る様を見せる」ものだそうで、「社会からは劣っているかの…

優劣の呪縛からの解放――身体の論理[3]

♦ 件のオーディションに集まった若いバレエダンサーたちに向かって勅使河原三郎氏は、(悲しみを表現するには)「それっぽくするのではなくて、本当にそうなるまで、動かないでやってみな。感じるまで感じて、それが外に出てくるように」と指導していたので…