柄谷行人『坂口安吾論』/イエズス会宣教師ルイス・フロイスの報告

柄谷行人坂口安吾論』(2017)によると、安吾は17世紀の日本史に関して、イエズス会宣教師ルイス・フロイスの報告を参照しているが、フロイスは同時代の日本について様々な報告を書き残している。その中に『日欧文化比較』(1585)という興味深い記述がある。